インキュベーションモニタリング

SIEVEWELL™とインキュベーションモニタリングシステム CM30(株式会社エビデント社製)による細胞培養の観察の事例です。


A549ヒト肺がん細胞株に対するエトポシドの影響

エトポシド 500 μM添加培地と無添加の培地でのA549細胞のモニタリング(1時間ごとの撮影)を行いました。シングルセルから培養したA549細胞は増殖しながらスフェロイドを形成していきますが、エトポシドを添加した培地中では増殖が抑制されています。

左側: 通常培地 右側: エトポシド 500 μM 添加培地


K562ヒト慢性骨髄性白血病に対するイマニチブの影響

イマチニブ 0.5 μM添加培地と無添加の培地でのK562細胞のモニタリング(1時間ごとの撮影)を行いました。チロシンキナーゼ活性阻害剤であるイマチニブを添加した培地での培養では、K562細胞の増殖は抑制されています。

左側: 通常培地 右側: イマチニブ 0.5 μM 添加培地